classic stage

古典芸能(5月12月)

5/10 文楽 妹背山婦女庭訓(国立劇場小劇場) 文楽の人形は美しく、はかない女性の運命を表現していた。どうしても現代感覚からすると女性差別的なストーリーにつまずいてしまう。 5/28 茂山千五郎狂言(国立能楽堂) 8/3 納涼リクエスト狂言(国立能楽堂) …

今春の古典芸能

2/22 内濠十二景 フランスの日本大使だったポール・クローデルの「二重の影」という小説を、能として観世栄夫氏が構成。能を観るのが初めてなのに、こんなに変わり種を観てしまった。正直どう評していいやらわからない。が、能表現が持つ、一種の夢幻的な雰…

川上・三番叟

バレンタインの日は暖かかった。春の嵐になるという予報をよそに、輝かな陽光を浴びて出かける。世田谷パブリックシアター。今年に入ってもう三度目か。今回はこのホールの芸術監督である野村萬斎の企画「狂言劇場」。AプロとBプロに別れており、Aプロは…

国性爺合戦

二月の国立劇場文楽公演は、「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」「曾根崎心中」「仮名手本忠臣蔵」と、名作が並んでいる。文楽は見始めて短いが、自分でも浄瑠璃の一節を知っているくらいの超有名作「曾根崎心中」が一番観たかった。が、重要無形文化財・…

三人吉三巴白浪

歌舞伎座はひさしぶりであった。留学生の日本文化研修ということで、参加者四名を連れて三階A席で観賞。舞台はそれほど遠く感じないのだが、花道がほとんど見えないのは辛い。さすがに一万円を越える一等・二等席とは雲泥の差である。まあ三階でも本当に前の…