2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

RENT

二月後半は、連日舞台に通い、ついにはすっかり疲弊してしまった。インプットばかり多くて、ここにアウトプットすることができなくなっていた。弥生三月を迎えるのでぼちぼちと整理していこうと思う。 2/17 東京厚生年金会館。NYでロングランしているミュ…

アル・ハムレット・サミット

春の嵐をついて、新宿パークタワーに向かう。ビル風がひどい。開演一時間前についてしまい、パークタワーホールのロビーで一休みする。まだ客は二三人しか集まっていない。スタッフらしき人達がちらほらと行き交う。開場時間も過ぎてかなり人が集まった頃、…

川上・三番叟

バレンタインの日は暖かかった。春の嵐になるという予報をよそに、輝かな陽光を浴びて出かける。世田谷パブリックシアター。今年に入ってもう三度目か。今回はこのホールの芸術監督である野村萬斎の企画「狂言劇場」。AプロとBプロに別れており、Aプロは…

国性爺合戦

二月の国立劇場文楽公演は、「国性爺合戦(こくせんやかっせん)」「曾根崎心中」「仮名手本忠臣蔵」と、名作が並んでいる。文楽は見始めて短いが、自分でも浄瑠璃の一節を知っているくらいの超有名作「曾根崎心中」が一番観たかった。が、重要無形文化財・…

カメレオン・リップ

ケラリーノ・サンドロビッチ作・演出。名前だけだと何処の国の人だ、ってことになるけれど、この人は日本人で、昔「有頂天」というバンドでロックをやっていたこともある人。まあ演劇界では常識なのかもしれないけど。 この人の芝居は、CS放送ではいくつか…

三人吉三巴白浪

歌舞伎座はひさしぶりであった。留学生の日本文化研修ということで、参加者四名を連れて三階A席で観賞。舞台はそれほど遠く感じないのだが、花道がほとんど見えないのは辛い。さすがに一万円を越える一等・二等席とは雲泥の差である。まあ三階でも本当に前の…

解夏

映画「解夏(げげ)」を観た。先日「精霊流し」でがっかりしたので、「江戸の仇を長崎で」ならぬ、「長崎の仇を長崎で」討とうと思い、さっそく出かけてきたのである。日曜日に新宿に出たついでに夕方の回に飛び込もうかと思ったら、立ち見になっていたので…

レッツゴー!忍法帳

6日金曜に珍しく男性の友人と鑑賞。楽しかった。漫画・アニメをそのまま舞台にしたような感じ。一緒に行った友人は関西出身なので、「吉本的」と言っていた。あそこまでギャグとエンターテイメントに徹してくれれば、文句はいらない。あそこに何か思想性や…

ピンク・フロイド・バレエ

日曜日は、NHKホールにて、ローラン・プティの「ピンク・フロイド・バレエ」を鑑賞。舞台上には何もなく、後ろに大きなスクリーンがあるだけ。踊り手はみな白い衣裳。男性は上半身裸、女性はなんだかオリンピックの体操選手のよう。踊り手の超絶技巧には…

人工楽園

7日は、世田谷パブリックにて、ダンスカンパニー、H・アール・カオスの「人工楽園」という公演を観る。振付家の大島早紀子と踊り手白河直子を中心とした、女性集団のようである。振付家・踊り手とも天才の名をほしいままに世界的な活躍をしている若手らし…

精霊流し

新宿、テアトルタイムズスクエアで観賞。さだまさしファンの手前、映画館で見ておこうと思い、チケットを買ってあった。公開期間が終わりかけていたので5日の昼間に観に行った。映画館は素敵なところだ。だが内容は。 うーん。いけませんねえ。これでは連ド…

あの大鴉さえも

5日に、相模大野まで出かけて観てきた。竹内銃一郎作の芝居。狂言の茂山家若手三人が出演。昨年の秋公演が学会発表の直前の時期だったため、観たかったがどうしてもいけず、今回、ツアーの最終日、一日だけ開催された会場に赴いた。観客は少なかったが、と…

アート・ガーファンクル(S&G)

昨日の話の続きである。ネット上では、ロックの殿堂にまで入り、60年代回顧の大ツアーでアメリカ社会に大きな影響を与えた後だけに、彼の「無責任な行動」に対して許せないという気持ちと、でもやはり彼らが好きだし、来日すれば行くだろう、という気持ち…

アート・ガーファンクル(S&G)

1月の下旬に、アート・ガーファンクルが、「マリファナ所持で逮捕」という報が伝わってきた。日本国内でも、夕刊紙や、某有名ニュースショーが取り上げたらしいがいずれもチェックできなかった。 ニュースソースを英語で読んだのだが、chargedという表現が…

狂風記・クレオパトラの鼻・ベント

アートスフィアにて「狂風記」を観る。雨をおして仕事の遅れも我慢して8000円のチケット代を無駄にしたくなくて行ってみたが、ダメ。少なくとも自分には全く面白くなかった。主役に迫力なし。テレビ向きですね彼女は。二人のわき役女優さんは頑張ってい…

屏風

如月となった。今日は比較的暖かく、晴れていい天気。もう陽射しは春めいている。また出会いと別れの季節がやってくるのだろう。 昨日、1月最後の土曜日は、世田谷パブリックシアターに出かけ、ジャン・ジュネ作「屏風」を観た。フランスの気鋭の演出家、フ…